TOKYO TATEMONO
MUSIC OF THE SPHERES
ピアニスト、角野隼斗が音楽を通した様々な”出会い”を語る20分
3月29日の放送では、
オーケストラでは、初出演となったカーネギーホールでのコンサートや
Penthouse、初の武道館公演について語りました。
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4月になりました。新年度もどうぞよろしくお願いいたします。
今回は、ニューヨークの自宅からお届けしています。
最近、実は引っ越しをしまして。といっても、ニューヨークからニューヨークなので
大きな変化ではないのですが、これまでリビングに置いていたピアノを専用のスタジオに移し、
より音楽に集中できる環境を整えました。
そんなこともあり、ここしばらくは色々とバタバタしていました。
3月もコンサートがいくつかありまして、つい数日前の3月31日には、
カーネギーホールでフィラデルフィア管弦楽団、指揮者マリン・オールソップさんとともに、
ガーシュウィンの「ピアノ協奏曲 ヘ長調(Piano Concerto in F)」を演奏しました。
カーネギーホールでオーケストラと演奏するのは初めてで、
昨年11月には同ホールで初のピアノリサイタルを行いましたが、
今回はオーケストラが主体となるコンチェルトでした。
この曲は、1925年12月にカーネギーホールでガーシュウィン自身が初演したものでもあり、
歴史的にも非常に意義のある場所で演奏できたことが、とても印象深い公演となりました。
マリン・オールソップさんとはこれまで何度もさまざまな場所で共演してきましたが、
今回が一番楽しそうで、ステージに向かう舞台袖で軽く踊ったりしていて、
僕も一緒になって踊ってしまいました。
そのようにテンション高めに始まったのですが、この日は現地のラジオ収録もあり、
生放送でコンサートの音源が流れるということで、とても緊張しました。
カーネギーホールという場所も相まって、訳のわからないテンションのまま演奏していた気がしますが、
それでも本当に楽しい公演でした。
フィラデルフィア管弦楽団とは3月に計3回共演し、3月上旬にフィラデルフィアで1回、
そしてカーネギーホールの数日前には同じ演目をオクラホマでも演奏しました。
オクラホマはアメリカのいわゆる中部で、僕自身ほとんど行く機会のなかったエリア。
観光はほぼできず、近くの公園を眺める程度で終わりましたが、
ニューヨークやロサンゼルスとは雰囲気のまったく違う、ディープな空気を感じました。
滞在したホテルでは少し不思議な出来事がありました。
部屋に備え付けの電話が何度も鳴り、出てみると
フロントデスクに繋がると思い込んでいる人からの間違い電話。
それが数分おきに続くのでフロントを呼んだところ、スタッフが颯爽と現れ、電話線を確認しながら「something wrong」と言い、最後は「sorry」と言って電話線をバッと抜いて帰っていきました。
確かに電話は鳴らなくなりますが、今後どう使えばいいんだという(笑)。
そんなワイルドさも含めて印象的でした。
3月16日には、僕が所属するバンド・Penthouseが日本武道館で初のワンマンライブを開催しました。「Penthouse ONE MAN LIVE in 日本武道館 "By The Fireplace"」。
Fireplaceは僕たちが最初にリリースした楽曲のタイトルでもありますが、
非常に感慨深い公演になりました。
普段クラシックのソリストとして活動していると、毎週別々の土地を移動し、
オーケストラやリサイタルなど孤独な戦いになることも多いのですが、
学生時代から続けている仲間と音楽ができるバンド活動は、
武道館という会場に限らず本当に有り難いものだと感じます。
規模が大きくなることも大事ですが、6人で円を囲んで、
文化祭の教室や狭いスタジオで音を鳴らしていたときの楽しさは、本質的には変わらないのだと思います。
先日ゲストに来てくれた浅井僚さんも武道館に来てくださり、
ご自身のラジオでもそのことを話してくださっていて、とても嬉しかったです。
Penthouseは最近「123」という新曲もリリースしました。
こちらもカッコよく仕上がっているので、ぜひ聴いていただけたら嬉しいです。
角野隼斗がお届けしてきました「東京建物 Music of the Spheres」。
毎週5名の方にオリジナルロゴ入りノートをプレゼントしています。
ACROSS THE SKYのWebサイト右上バナー「Message To Studio」から、
「ノート希望」と書いてご応募ください。
さらにお知らせです!
今週から「TOKYO TATEMONO MUSIC OF THE SPHERES」は
PODCASTでも配信がスタートします!
Apple Podcast・Spotify・ Amazon Music でぜひチェックしてみてください。
そして来週は、俳優・映画監督の斎藤工さんをゲストにお迎えします。
最近、エルメスのランウェイショーに出演させていただいた際に初めてご挨拶させていただき、
さらに、共通の先輩でありお世話になっている小曽根真さん、
その奥さま・神野美鈴さんの還暦パーティーでもお会いするご縁があり、
今回番組に来ていただくことになりました。
すでに収録は終えており、とてもディープなお話ができましたので、どうぞお楽しみに。
それでは、来週もこの時間にお会いしましょう。ここまでのお相手は、角野隼斗でした。



